2011-08-23

夏休み

低気圧の影響で数日前までの暑い日が嘘のように涼しくなっていた東京ですが
また今日から眩しい太陽が戻ってきました

8月のお盆休みは久しぶりに下町の馬喰町へ行ってきました
ここは最近になり古いビルがリノベーションされて若い人たちの
クリエーションの場にもなっている「古くて新しい場所」です
そんな中でも、栃木県の益子で自然な手仕事のある美しい暮らしを実践している
starnet 」がこの場所へ東京店を出したのを知り、訪れてきました

スターネットでは日常のために必要なものを必要な分だけ作る等身大の暮らしを
提案しており、ここ東京店でも本当にいいもの、オリジナルのお茶や蜂蜜やお菓子、
そして作家の息づかいが聞こえてきそうな素敵な陶器が並んでいました
この馬喰町はビジネス街の顔を持つ土地でもあり、スーツ姿の人がふと立ち寄って
作家の陶器を買い求める光景がありました
何かと忙しくて雑多な東京に働き暮らす人々にも「手仕事のちから」は偉大で
そこには心の安らぎがあることを知りました





starnetにて「PANEM」という天然酵母の手作りパンを見つけて無農薬の番茶と一緒に買いました 名前がPANHEMと1文字違いでご縁を感じました





このパンをつくる益子在住のイタリア人の方は近々店を閉めて自国に帰られるとのことで最初で最後の不思議な縁のあるパンを有り難くいただきました











「馬喰町アートイート」
アガタ竹澤ビルの2階にあるカフェでギャラリー、とても静かで落ち着いた場所です










2011-08-02

東北の底力、心と光

先週7/31まで、21_21 DESIGN SIGHT で開催されていた企画展に行ってきました
ここは日常的な事象に改めて目を向けて、デザインの視点から様々な発信や提案を
行っていく場として安藤忠雄の建築と三宅一生等の協賛でつくられた施設です

今回は「東北の底力、心と光」という特別企画で、ニットの産地として有名な山形の
手仕事と工業開発をISSEY MIYAKEのモノづくりと共に展示していました
山形県のニットメーカー株式会社ケンランド代表の大沼秀一さんの講演では
創業以来の長いご苦労やモノづくりに対する真っ直ぐな情熱を感じ、目頭が熱くなりました

これからの時代は大量生産大量消費から抜け出て、少量でも良い品質の人に優しい心ある
丁寧な仕事が求められていることを、改めて再認識しました
3月11日以来、多くのことが変化し始めましたが、日本の素晴らしい技術や知識は
これからも私たちの世代が守っていくべき大切な文化です