2012-11-21

夫婦で作る おいしいごはん




















とても久しぶりに吉祥寺のモクチョーイを訪れました


以前はベトナム小物やお洋服などのセレクトショップのお店として
こちらのブログでも紹介しました
今年の春より、ベトナム家庭料理のお店となりました


この日に注文したのは、「バインミーとベトナムコーヒー」
バインミーは、エビや野菜やパクチーが入っているベトナムのサンドイッチ
何度も食べたくなる味です。。


キッチンでは、調理をされる旦那様とご夫婦二人で仲良く並んで
笑顔とベトナム語と日本語が飛び交って、、、
なんとも言えない とても温かい雰囲気でいっぱいでした


おいしい ごはん、また食べに行きます



☆モクチョーイ・・・http://mocchoi.exblog.jp/
         小物とお洋服の販売もあります






2012-10-18

少しずつ


















雨が降って気温が下がり、早くも冬に近づいているのでしょうか
今年は夏が長かったので、もう少しゆっくり秋を感じたいです

ここ最近は御注文をいただいた服の製作で毎日のようにミシンを動かしています
気候が良くなってきたので、アイロンの作業も楽になってきました



今日は少しだけ服作りの話をします


私の服作りは工場で生産される服と基本的に違い、時間がかかります

とても大切にしているのは、「丸縫い」です
たった一人が裁断〜縫製まで「全ての行程」を一人で仕上げることです
丸ごと一人でやるので、「丸縫い」と言います
そのため、細部〜全体まで一通りを目配りして愛着を持って縫い上げます

いわゆるアパレル会社で作られる服のほとんどは縫製工場で分業と流れ作業、
機械で行う裁断からはじまり各行程を分担作業で進めて早く仕上げます
丸縫いとは真逆の世界で、スピードが求められる現場です


PANHEMの服は、ひとつひとつの作業を注意深く見ながら
細かい針目で時間をかけて、できるだけ丁寧に縫い上げて行きます
一度にたくさんは作れないので少しずつになりますが
この手間があって長く大切に着れる服をつくれるのだと思います


この頃では少なくなった丸縫いですが、興味深い話があります
競馬の騎手は「げんかつぎ」として一人の職人が全て仕上げた
「丸縫いユニフォーム」を着て試合に出ると縁起が良いそうです
やはり着る服は身を包んで守る大切な体の一部という考えが根本にあるようです


早いこと、安いこと、が当たり前になってきた今の時代ですが
その裏に何があるかが分かる世の中にもなってきました
そのため最近はスローなモノ作りへの感心も高くなり、社会の意識もシフトして
少しずつ、本当の意味での豊かな暮らしに変わってきているのを感じます
これからは ゆっくりでも心ある仕事が求められる世界になると信じています





2012-09-28

ブローチ展




小平市にあるギャラリーYさんで、ブローチ展 2012 が始まりました

色々な作家さん20人がつくる一点物のブローチを展示販売しています

このブローチ展、PANHEMは初めて参加しています




























今回は普段の服作りで使っているリネン生地に、

スウェーデン製のリネン100%のカラフルな刺繍糸で

好きな動物やモチーフを手刺繍してブローチをつくりました

小さいけれど、ちょこっと付けて楽しくなったりと

針仕事の温かみを伝えられたらと思います





























西武国分寺線の鷹の台駅から歩いてすぐにギャラリーがあり
美味しいパン屋さん(しょう'sベーカリー)も併設しています

近所にある中央公園で秋のお散歩も素敵な季節です、是非いらしてください


ギャラリーY・・・http://members3.jcom.home.ne.jp/gallery.y/index.html


<20人の作り手によるブローチ展>
会期 9月27日〜10月23日 / 11時〜18時(最終日は17時)
   ※毎週水曜は定休日です




2012-09-25

ありがとうございました




















展示会の会期中は残暑が続いておりましたが無事に終了しました

暑い中 足を運んで頂いた皆様、今回ご協力を頂いた方々へ感謝いたします

ありがとうございました




















今回は皆さんに手に取って触って見てもらえるようにと、
羊の毛の種類が分かるミニチュアを松岡依利子さんが作られました


羊の毛=ウールといっても、とても種類があり多様です

来て頂いた皆さんとも、ウールの話で盛り上がりました




















私たちの身近にあるウールのことに少しでも興味を持ってもらえたら
という気持ちが伝わる優しい作品に心が和みました
























そしてpanhemでは、今の季節に軽く着られる服として
布帛とジャージー素材を合わせたカットソーをバリエーションで作りました




また久しぶりに手染めした服とストールを出しました

今回は「べんがら泥染め」という染料を使い、手で揉み込んで染め上げました

地球にあるクリーンな素材で作られた染料の奥深い色合いを
色々な方にお見せできて、嬉しい反応もいただきました


この「泥染め」、来年も広げていこうと思います




















これから御注文いただいた服を縫い始めます、

一着ずつ、皆さんのお顔を思い出しながら、心を入れて仕立てます

少しの間、楽しみにお待ちくださいね!





2012-09-02

9月展





























9月展示会のお知らせです


「Hand Works Exhibition」

会期 2012年 9月14日(金)〜19日(水)
時間 12:00〜19:00(最終日は17時まで)
場所 ギャラリー銀座陶悦(とうえつ)
   東京都中央区銀座1-8-2 銀座プルミエビル4F 地図
   tel 03-3561-0790




暑さが残る日が続いていますが、待ちに待った雨も降りはじめて
少しずつ秋の気配も近づいてきました


銀座陶悦さんでの展示会も この秋で3年目に入りました
9月展は小物作家の嶋田郁子さん、松岡依利子さんと一緒に出展いたします


今回は「Pacth Up = 繋ぎ合わせ」をテーマに作品づくりをしています
秋冬に向けた一点モノの小物や服が出品されます


楽しい一週間を皆さまと一緒に過ごせたら嬉しく思います
お近くにお越しの際は是非のぞきにいらしてください


※ 展示会の案内状をご希望の方はメールにてご連絡をお願いいたします





2012-08-13

2012 part 2


















まだまだ暑い日が続いてますが、次の展示会のために秋冬ものを縫っています

今回は久々にウール生地を使っていて

テーマは 「pacth up」=接ぎ合わせ

異素材の生地を繋ぎ合わせて、カットソーなどをつくっています

写真はラミーリネン混のコットンを起毛させたドット生地に

ウールジャージーを合わせた5部丈のトップ



今日はホームページを更新して9月展のことをお知らせしました

http://panhem.com/event2.html

近づいてきた展示会(9/14〜19まで)へ向けて、もうじきDMが上がります

DMご希望の方はメールにてご連絡をお願いいたします






2012-08-09

糸通し



























ここ数日は手縫いの仕事が続いていて、針に糸を通す毎日です

そんなときに便利なのが写真左に写っている「ニードルスレーダー」なる
「糸通し」ですが、専門学生の頃この糸通しをよく使っている私を見て
母が言っていたことを思い出しました

「こんなに若い頃から便利なもの使ってちゃ駄目よ、自分の手と目を使いなさい」
そうそう、その頃はとにかく毎日の宿題が多くて面倒だったのか、
本当によく使っていたし、その言葉に耳が痛かった。。。
でも職業の今となっては全く使わず時間をかけて針に糸を通してます

私の母は若い頃に仕立て屋で注文服のデザイナーとして腕をふるっていたので
針仕事の糸通しは毎日当たり前の仕事で、母がいた作業場ではきっと若い人は
使わせてもらえなかったのか、感覚を大切にする時代だったのだろうと思います

この糸通しは古いタイプのもので、
現在はこれよりもっと便利な機械のような糸通しが世の中に出ていて
年を重ねた今の母は眼鏡をかけながら便利そうに使っています


今日は新しい針を出そうと針箱を探っていたら、
ひょいっとこいつが出てきたので懐かしくなりました
まだまだ若いけど、たまにはお世話になろうかな(笑)





2012-08-05

仕立てのよい服

























電車で隣り合わせた年配の男性が「その人のための服」を着ていました

最初に目がいったのはシャツの袖口で個性的なカフス丈と素敵な飾りボタンでした
襟まで目を上げるとマオカラーのような高い襟で美しい仕立てです
その素材をよく見ると綺麗な光沢を放つ目の詰まった上品な生成り色のシルク生地で
かなり着込んでいるのか袖口の縫い目が少し薄くなった部分もありますが
綺麗にアイロンがかかっていて大切にしているのがすぐに分かりました

偶然にも同じ駅で降りたので、そおっと後ろから全身をよく眺めると
それはその人ぴったりに仕立てられたドレスシャツで、
これまた体系にぴったりと合ったスーツのパンツを履いていました
そのパンツもお洒落な形をしたフラップポケットがさりげなく片方にだけついており、
ベルト通しの細部まできちんとデザインがされていました
そして手に持ったジャケットがシワにならないように衿の後ろの部分を
丁寧に少しだけつまんで、背筋をピンと伸ばして歩いていました

その仕草と服があまりにも素敵だったので少しの間みとれてしまい、
あの上着のジャケットのデザインもよく見たかったなぁと後になって思いました
こんな暑い日でもスーツをきちんと着こなしている人、
そして素晴らしい仕立ての服を見ると嬉しくなり元気がでて
本当によい服は大切に着てくれる人を引き寄せる力があると気づきました





2012-08-01

記念の夏に

























今年の英国はオリンピック開催とエリザベス女王即位60周年を祝うジュビリーイヤー

イギリスの人々はこういった王族のイベントを心からお祝いする愛国精神に溢れているそうで

この2012年を記念して作られたカットソーが英国に住む妹から送られてきました

スパンコール刺繍が大胆なロンドンバス。。。けっこう気に入ってます

これを着て、オリンピックの応援します(笑)





2012-07-10

旅する服

cheshire UK / photo by M furney 




 旅に持って行く服の注文をいただくことが増えました
 この旅行にこの服を着ていく、と決めて心待ちにされていると思うと
 作る側の気持ちも楽しくウキウキしてきます

 つい最近は3年越しの想いが詰まったブラウスを作りました
 それは3年前の展示会でのことでした
 来てくれた友人が白いリネンのブラウスを見て言いました
 「今は子供が小さくて白が着れないけど3年後にフランスの旅で着たい」
 そして3年が過ぎて、彼女は昨日そのブラウスを持ってフランスへ旅立ちました

 人の想いが叶うとき、
 そこに寄り添うことができることを
 幸せと感じます



2012-07-03

縁起よし


















引っ越しのお祝いに頂きました。。。
黒い猫ちゃんの小物は縁起が良いのだそうです
ありがとうございます☆






2012-06-29

リネンのタオル



















リネンワッフルでタオルをつくりました
もちろん家の中で普段使いするものです

麻でタオルなの?と言う方もおられますが
リネンの繊維は麻の中でも一番柔らかくコットンにも劣りません

乾きやすく抗菌の力も持つといわれるリネンは
タオルにしても梅雨の季節はもちろん一年中活躍します






私がリネン生地を使って もの作りをするようになったのは
数年前にこの素材の魅力を知ってからですが
最近になり これを裏付ける興味深い話を母から聞きました


私の母の祖父の代の方は、麻を紡いで織って、
家族が使う身の回りのものを作っていたそうです

家庭で使うものを「糸から紡いで、織る、」というのは
 とても手間ひま時間のかかる作業ですが
今の時代では稀になった真の豊さがあります

この話を聞いて、色々な光景が浮かび
「暮らしの中で使うものは丁寧にきちんとつくり、大切に使うこと」
ご先祖様からそう教えられている気がして とても身が引き締まります




2012-06-25

夕暮れどき























  6月20日の夕焼け。台風一過の置き土産です
  この風景見たさに勢いよく屋上へのぼって、風が吹いた瞬間、
  高い所は苦手なのを思い出しました。。。




2012-06-14

次のはじまり

























引っ越しをして新しい暮らしが始まりました
いまだ「あれ、どこいったかな、、」という日々ですが
ようやくアトリエになる部屋の片付けが終わりました
たくさんある生地や材料の仕分け作業にとても時間が要りました。。。
そしてミシンを組み立てて、やっと仕事が出来る体制です
私の作業場にあるほとんどの棚や机は組み立て家具です
組み立て家具は部分替えや移動が楽なうえ丈夫で長く使えます

今回は作業台の「足」になる木材をホームセンターへ選びに行き
新たに あつらえてもらいました
見るからに丈夫そうで、とっても気に入っています
来年になったら、木目がどんな色に変わるのか、
新しい次のはじまりが楽しみです



2012-06-10

meu nota

2週間前に杉並区へ住居を移しました
4年ぶりに大好きな中央沿線に戻り、最近は散歩が楽しい毎日です

先週は高円寺にあるカフェ meu nota=メウノータ
ここはヴィーガンスタイルといい「肉、魚、卵、乳製品」を一切使用せず
植物性食材のみでメニューを作っているお店です
こちらのカフェは友人つながりのご縁があり訪れてきました
店内は すべてオーナーご自身がこつこつ集めてきた素敵な家具で溢れていて
ゆっくり落ちついた時間と身体に優しく美味しいメニューが楽しめます

























ここではライヴや個展などのイベントもあり、CDやポストカード、
菜食万歳的より抜きな食材なども販売しています
今の私の食生活が肉や乳製品をあまり摂らなくなったこともあり嬉しい場所です
ジンジャーが効いた少し辛いラテ、豆腐のプリンは食感が癖になりそうです。。。
そして楽しいご店主とも色々と楽しい時間でした、高円寺にお越しの際は是非☆
紹介してくれた萌ちゃん、ありがとうです
























 「vegi & grain cafe  meu nota」・・・http://meunota.com
〒166-0003 東京都杉並区高円寺南3-45-11 RIC高円寺2F
                        tel&fax 03-5929-9422



2012-05-14

染め場にて


















6年振りに染色室に入りました
ここは私が卒業した大塚テキスタイル専門学校です
在学中は新宿の須賀町で長い歴史のある古い学校でしたが
今年から早稲田へ場所を移して少しコンパクトになっています
今回は同級生のカガマリちゃん(ダグライトの香川真理子です)が
展示会の製作のために広島より作業に来たので手伝いに入りました
白い大きな斜めの台がプリントをする「捺染台」
手捺染といって、生地を張りつけてスクリーン版を使いハンドプリントをします


ここでの作業は、この版作りの「紗張り」から始まり
版下をスクリーンに焼いて整えて、色糊を作って
捺染台に生地を張る、染める、蒸す、洗い・・・
と本当に全てが手作業なので時間と体力がいる仕事です
しかしこの手仕事が機械では作れないものを生み出します

久々に服作りにも染色仕事を加えて何か製作出来たらと考えていて
この日はカガマリちゃんの北欧モダンな新作プリントデザインを見て
「何か作りたいねぇ」と二人で楽しみな話がふくらんでいました








2012-05-07

ひょう

























昨日は世田谷の近所を散歩中に突然の雷雨。。。
その後、ものすごい音を立てて大粒のひょうが降ってきました
10分ほど降り続いたひょうの音はとても大きくて
それこそ自然のドラム音。。。
雨宿りしながら目の前の光景に、ただただ驚いていました






2012-05-03

ようやく

ホームページの更新ができました 

展示会が終わってからご注文いただいた服をずっと縫っていたので
ようやく一段落がついて更新ができたので気分もホッとしたところです


今回一番ご注文があったアイリッシュリネンのローブワンピース
この季節の服には着脱ぎが楽な羽織りタイプはぴったりです




2012-04-04

流れる雲




























 昨日は春の嵐、
 傘をさして歩くのも大変なほどの勢いの風でした
 人間には大変な衝撃の暴雨風ですが自然界では当たり前で
 こんなふうに季節は変わっていくんですよね
 春は風が強いけど流れる雲を眺めているのが好きです
 この空を撮った日は雲間から見える青空がとても綺麗でした



2012-03-26

春分

























 春分も過ぎてすっかり日も延び春めいてきました
 旧暦や星座の世界では春分の日は新しい一年の始まりを示していますが
 今年は神秘的な新月も重なっているので今までの雑然としたことや
 やり残した事を一掃して新しいスタートをきる良い時期だそうです
 
 しかし春というのは人間の身体を調整する神経が交換の時期に入るため
 なかなか体調が思わしく働かないことが多く心と身体のバランスを取る
 大切なメンテナンス期間とのこと
 そんな自分も最近体調を崩し久々に少し休んで元気を取り戻しました
 春にこそマイペースにゆったりした時間が必要のようです。。。
 スタート時期で忙しいときではありますが、皆様もどうぞご自愛くださいね



2012-03-10

進む日々

























 ここ数日は雨続き、あの大震災からもうすぐ一年になるので
 悲しみを慰める癒しの雨が降っているかのようです
 そして時間だけは日々進んでいくことが残酷に感じます
 私の周りでも、あの日を境に色々なことが変化しました

 毎日の暮らしや忙しさの中で忘れてしまうことは多いけど
 心は時間や場所を超えて進んでいけることを信じて
 人間は地球の一部であることを覚えていたいです





2012-03-05

ありがとうございました



 2月の展示会が無事に終了しました
最終日は東京で大雪が降ってとても寒い日で思い出になる一日でした
お越しいただいた皆様に感謝いたします

今回は以前より温めていたデザインの新作を持っていきましたが
ご注文をいただいたり嬉しい反応を見ることができ、作る意欲に繋がりました
基本は変わらずでも展示会毎に成長を感じる銀座展です
そして初参加のハンドプリントでオリジナルのテキスタイルを制作している
DAGLIGHTの作品も色鮮やかでとても賑やかな一週間となりました

こちらのギャラリー銀座陶悦さんでの次回展は9月14〜19日に予定しています



DAGLIGHT

嶋田郁子



























PANHEM






























2012-02-14

2月展示会



























Hand Works Exhibition

会期 2012年2月24日(金)〜29日(水)
時間 12:00〜19:00 
   ※ 最終日17:00
場所 銀座ギャラリー陶悦(とうえつ)
東京都中央区銀座1-8-2銀座プルミエビル4F/tel 03-3561-0790

合同展示・・・嶋田郁子 /フエルト小物
       PANHEM /服
       DAGLIGHT /テキスタイル


冬は日が短くて一日が早く過ぎるように感じますが
最近は日暮れまでの時間も少し長くなり春も近くにいるようです
今月末は銀座にて展示会がございます
お近くへお越しの際は是非のぞきにいらしてください
(ギャラリー陶悦はビルの4階にありますがご自由にご入場できます)
*案内状をご希望の方はメールにてご連絡をお願いいたします


<ギャラリーへの最寄り駅>
地下鉄 銀座線京橋駅2番出口より徒歩3分、有楽町線銀座一丁目駅7番出口より徒歩2分
J R 有楽町線駅京橋口、交通会館側より徒歩7分
※ ギャラリーのあるビルは銀座通りの1本うらの通りに入り口があります





2012-01-31

SINGER





























英国に住む妹からメールで届いた写真です
このディスプレイは、そう、全部・・・「SINGERミシン」!
ここはロンドン発のファッションブランドでNYやPARISにも店舗があり
世界中の全ショップでこのようにミシンが飾られているそうです
戦前のSINGERミシンはスコットランド製が多いので古いミシンが残っていたのですね
私の祖母もその時代に1年分のお給料でSINGERを買って家族の服を縫っており
それをまた母も使っていたと聞きました
このミシン達は、どんな音を立てて、どんな人たちが、どんな服を縫っていたのか
私もまた現代版のSINGERミシンを使っているので色々な想いが巡ります
この頃のミシンは今のものとは違ってフォルムも装飾も美しいのが特徴です
少し遠いけど、これが見れるなら飛行機に乗っても見に行く価値がありますね




2012-01-18

新しい仲間




















昨年の矢合直彦さんの展示会で出会った鳥の陶器の小物入れです
仕事しながら見えるように作業台の横に置いています
ふと目が合うと癒してくれる小さな助手です・・(笑)
最近また都内で行う作品展のお知らせが届きました
仙川にある「うつわ」というお店で2012年1月25日〜29日まで
詳細・・・http://chofu.com/utsuwa/#ACCESS
矢合さんが来る日もあるので少し覗きに行こうかなと思っています
作品と同じで、ご本人もほんわり柔らかい温かな人柄です




2012-01-09

育てる感

























来月の展示会に向けて新しい服をつくっています
パターンと生地に向かい合い、ミシンを踏む毎日です
このブラウスはベルギーリネンで少しざっくりとした感覚が良い20番手生地
最初は少し張りのあるリネン生地でも着込んで洗ってを繰り返すうちに
心地よい柔らかさに馴染んで自分の服になっていきます
最近は何でも古めかしく加工したものが多いですが
日々着用していくことで「服を育てる感」も、良くないですか?




2012-01-05

謹賀新年




あけましておめでとうございます
今年もどうぞ宜しくお願いいたします

昨年は家族に支えられ、友達に親身に話を聞いてもらい、
そして遠方に住む友人にも温かい言葉から大きな力をもらいました
震災があった2011年は正直なところ心情的に考えることが多く
物作りに身が入らない日々もありながら乗り越えた1年でした
しかしこれを機会に「今を大切に生きる」ことを教わりました
今年は今の私にできることを精一杯やって
地味で地道なことに情熱を注いで着実に歩いていこうと思います
本当の心がある仕事ができるように正直に丁寧に、初心を忘れずに。。。