2012-08-13

2012 part 2


















まだまだ暑い日が続いてますが、次の展示会のために秋冬ものを縫っています

今回は久々にウール生地を使っていて

テーマは 「pacth up」=接ぎ合わせ

異素材の生地を繋ぎ合わせて、カットソーなどをつくっています

写真はラミーリネン混のコットンを起毛させたドット生地に

ウールジャージーを合わせた5部丈のトップ



今日はホームページを更新して9月展のことをお知らせしました

http://panhem.com/event2.html

近づいてきた展示会(9/14〜19まで)へ向けて、もうじきDMが上がります

DMご希望の方はメールにてご連絡をお願いいたします






2012-08-09

糸通し



























ここ数日は手縫いの仕事が続いていて、針に糸を通す毎日です

そんなときに便利なのが写真左に写っている「ニードルスレーダー」なる
「糸通し」ですが、専門学生の頃この糸通しをよく使っている私を見て
母が言っていたことを思い出しました

「こんなに若い頃から便利なもの使ってちゃ駄目よ、自分の手と目を使いなさい」
そうそう、その頃はとにかく毎日の宿題が多くて面倒だったのか、
本当によく使っていたし、その言葉に耳が痛かった。。。
でも職業の今となっては全く使わず時間をかけて針に糸を通してます

私の母は若い頃に仕立て屋で注文服のデザイナーとして腕をふるっていたので
針仕事の糸通しは毎日当たり前の仕事で、母がいた作業場ではきっと若い人は
使わせてもらえなかったのか、感覚を大切にする時代だったのだろうと思います

この糸通しは古いタイプのもので、
現在はこれよりもっと便利な機械のような糸通しが世の中に出ていて
年を重ねた今の母は眼鏡をかけながら便利そうに使っています


今日は新しい針を出そうと針箱を探っていたら、
ひょいっとこいつが出てきたので懐かしくなりました
まだまだ若いけど、たまにはお世話になろうかな(笑)





2012-08-05

仕立てのよい服

























電車で隣り合わせた年配の男性が「その人のための服」を着ていました

最初に目がいったのはシャツの袖口で個性的なカフス丈と素敵な飾りボタンでした
襟まで目を上げるとマオカラーのような高い襟で美しい仕立てです
その素材をよく見ると綺麗な光沢を放つ目の詰まった上品な生成り色のシルク生地で
かなり着込んでいるのか袖口の縫い目が少し薄くなった部分もありますが
綺麗にアイロンがかかっていて大切にしているのがすぐに分かりました

偶然にも同じ駅で降りたので、そおっと後ろから全身をよく眺めると
それはその人ぴったりに仕立てられたドレスシャツで、
これまた体系にぴったりと合ったスーツのパンツを履いていました
そのパンツもお洒落な形をしたフラップポケットがさりげなく片方にだけついており、
ベルト通しの細部まできちんとデザインがされていました
そして手に持ったジャケットがシワにならないように衿の後ろの部分を
丁寧に少しだけつまんで、背筋をピンと伸ばして歩いていました

その仕草と服があまりにも素敵だったので少しの間みとれてしまい、
あの上着のジャケットのデザインもよく見たかったなぁと後になって思いました
こんな暑い日でもスーツをきちんと着こなしている人、
そして素晴らしい仕立ての服を見ると嬉しくなり元気がでて
本当によい服は大切に着てくれる人を引き寄せる力があると気づきました





2012-08-01

記念の夏に

























今年の英国はオリンピック開催とエリザベス女王即位60周年を祝うジュビリーイヤー

イギリスの人々はこういった王族のイベントを心からお祝いする愛国精神に溢れているそうで

この2012年を記念して作られたカットソーが英国に住む妹から送られてきました

スパンコール刺繍が大胆なロンドンバス。。。けっこう気に入ってます

これを着て、オリンピックの応援します(笑)