2013-06-14

ベンガラ泥染め


昨年から始めたベンガラ泥染めのこと

ベンガラは土から取れる成分の酸化鉄で、
鉄が焼かれた酸化物、いわゆる「鉄さび」です


この「泥」という響きから、もっと暗く鈍い色を想像しますが
ベンガラを焼いて酸化させ、その酸化具合で色の変化をつけて
色同士を混ぜ合わせることで多彩な色ができています


このベンガラ泥染めに出会ったのは昨年の春のこと
糸の材料屋さんに地味にちょこんと置いてありました
内容を見ると、理想的な素材(土に還る成分)で出来ており
染め行程で熱湯を使用ぜず生地を痛めることなく水も多く使いません


染め方は「揉み込んで染める」のが基本なので体力の要る仕事ですが
天然染料で行う昔ながらの染め仕事は面白いです


泥染めは伝統工芸としても地域によって様々にあります
また少しずつ勉強しながら、紹介していきたいです